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2024/11/22
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2011/05/15
「屏風の名称  -紙本墨書尊海渡海日記-」

前回の尊海 紙本墨書尊海渡海日記は屏風に裏書されている。
今回は屏風の名称について確認。
に幾つも連なった屏風(びょうぶ)の面の、一つの面を指して「扇(せん)」と呼ぶ。扇は向かって右側から左に向かって、第一扇、第二扇と数える。折れ曲がった扇の数によって、屏風の形状は「二曲(きょく)」「四曲」「六曲」などと数える。 また左右で二つのものが対になって機能する一組になった屏風は「双(そう)」と数える。対になっていない片割れだけのものは「隻(せき)」と数える。
(左右で対になる一双(いっそう)屏風の例)
e51503f9.jpeg




一双屏風には、右隻と左隻で違う画面を描きながら、互いに対の関係となっているものがよく見られる。六つの扇(せん)は向かって右側から、右隻第一扇、右隻第二扇、  左隻第一扇、左隻第二扇と呼ぶ。
 落款は書画を制作した際に制作時や記名を書き込んだもので、一双屏風の場合、落款は原則として右隻のいちばん右端と左隻のいちばん左端に記される。従って落款の位置で、屏風のどちらが右隻でどちらが左隻かが判明する。
 
前回の紙本墨書尊海渡海日記〈(八曲屏風裏書)/表ニ紙本墨画山水図アリ〉について文化庁のデータベースによると員数:一隻とある。隻とは、屏風など対(つい)になっているものの片方を数えるのに用いるので、八曲一隻の屏風なのか?。
 
参考Web:「滋賀県立近代美術館 屏風を鑑賞するための基礎知識(1)」より引用 2011年5月13日 AM7:54  http://d.hatena.ne.jp/shiga-kinbi/20110304/1299196884



 
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