「上不見山 浄土王院 極楽寺 (じょうふけんざん じょうどおういん ごくらくじ)」
本三景の安芸の宮島を眼下に望む、絶景ビュー にある真言宗極楽寺は、
標高663㍍のモミの原生林に囲まれた極楽寺山山上 にある。極楽寺
の位置は、不思議と厳島弥山の頂上・厳島神社・御前神社の真北になる。
またこの山は、別名をその本尊、 十一面千手観音菩薩座像にちなんで、
観音山とも言う。
寺伝によれば、天平九年(737)行基が当山頂の杉の霊木で千手観音を刻
み、堂を建て開山した。その後、弘法大師が開眼供養(かいげんくよう)
され、寺の再興がはかられた。
例年 春の祭りが「4月第3日曜日」に行われる。
そのとき、十一面千手観音は御開帳される。
左 極楽寺本堂
右 木造十一面千手観音菩薩坐像(広島県重要文化財)
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